「なにもされてないことに気づかない。
だから、お前が今まで真面目に生きてきたんだというのは正しいとわかったんだ」
そ、そうなのか。
何故か、そこで、よしよし、と頭を撫でてくれる。
「それで、やっぱり、こいつと結婚しようと覚悟を決めたんだ」
「いや、あの、勝手に決められても困りますけど。
でも、それ、私が今まで、誰とも付き合ったことないからなんですか?」
と訊くと、ちょっと違うな、と蒼汰は言った。
「なにかこう、愚直なまでに実直そうだから。
俺を簡単に裏切ったりしそうにないから」
「裏切らないってーー」
ともう一度、振り返ろうとしたが、がっちり自分を抱いている蒼汰の腕で身動きしづらい。
よいしょ、と気合を入れて振り返り、蒼汰の顔を見た凛子は、
「それは、貴方を好きになったら、裏切らないでしょうけどね」
と言ったあとで、疲れてまた、前を向いた。
身体をひねりすぎて、ウエストが細くなりそうだ。
「動きづらいだろう」
「はい」
「素直にこっちを向いたらどうだ」
「あの、貴方が一度、手を緩めてくれないと、そちらを向けませんが」
だから、お前が今まで真面目に生きてきたんだというのは正しいとわかったんだ」
そ、そうなのか。
何故か、そこで、よしよし、と頭を撫でてくれる。
「それで、やっぱり、こいつと結婚しようと覚悟を決めたんだ」
「いや、あの、勝手に決められても困りますけど。
でも、それ、私が今まで、誰とも付き合ったことないからなんですか?」
と訊くと、ちょっと違うな、と蒼汰は言った。
「なにかこう、愚直なまでに実直そうだから。
俺を簡単に裏切ったりしそうにないから」
「裏切らないってーー」
ともう一度、振り返ろうとしたが、がっちり自分を抱いている蒼汰の腕で身動きしづらい。
よいしょ、と気合を入れて振り返り、蒼汰の顔を見た凛子は、
「それは、貴方を好きになったら、裏切らないでしょうけどね」
と言ったあとで、疲れてまた、前を向いた。
身体をひねりすぎて、ウエストが細くなりそうだ。
「動きづらいだろう」
「はい」
「素直にこっちを向いたらどうだ」
「あの、貴方が一度、手を緩めてくれないと、そちらを向けませんが」



