蒼汰はそこで、言葉を止め、二人で抱えている絵の後ろを覗き込んでいた。
「……どうかしたんですか?」
「お札が貼ってある」
よくホテルなどで霊の出る部屋の絵にはこっそりお札が貼ってあるというが、あれか? と思った。
「はっ、離してくださいっ」
「お前をか?」
蒼汰は両手で絵を持ち、その胸で一緒に絵を持っている凛子を支えてくれていた。
「絵をですよっ」
と叫んでしまう。
お札があるってことは、此処、霊が出るってこと!?
いやいや、そこが問題なんじゃなくてっ。
そのお札のせいで、蒼汰に憑いている霊の人が成仏したり、蒼汰から離れてしまったりするかもしれないではないか。
絵を戻し、下に降りた蒼汰は、凛子を見、
「どうだ。
もう気が済んだか」
と訊いてきた。
「はあ、ありがとうございます。
さっき、蒼汰さんが絵の裏見て黙ったとき、宝の地図でもあったのかと思っちゃいましたよ」
「……お前はいつも楽しそうでいいな」
「だって、こういう古い本の間には大抵、宝の地図とか挟まってるじゃないですか」
と言うと、
「お前の大抵は、なに基準だ」
と言われる。
「……どうかしたんですか?」
「お札が貼ってある」
よくホテルなどで霊の出る部屋の絵にはこっそりお札が貼ってあるというが、あれか? と思った。
「はっ、離してくださいっ」
「お前をか?」
蒼汰は両手で絵を持ち、その胸で一緒に絵を持っている凛子を支えてくれていた。
「絵をですよっ」
と叫んでしまう。
お札があるってことは、此処、霊が出るってこと!?
いやいや、そこが問題なんじゃなくてっ。
そのお札のせいで、蒼汰に憑いている霊の人が成仏したり、蒼汰から離れてしまったりするかもしれないではないか。
絵を戻し、下に降りた蒼汰は、凛子を見、
「どうだ。
もう気が済んだか」
と訊いてきた。
「はあ、ありがとうございます。
さっき、蒼汰さんが絵の裏見て黙ったとき、宝の地図でもあったのかと思っちゃいましたよ」
「……お前はいつも楽しそうでいいな」
「だって、こういう古い本の間には大抵、宝の地図とか挟まってるじゃないですか」
と言うと、
「お前の大抵は、なに基準だ」
と言われる。



