密室の恋人

「陸人さん、膝枕してあげましょうか」

「……またそれで寝かしつけようとして」

「そうですか。
 じゃあ、おやすみなさい」
と立ち上がり、他の部屋に行こうとすると、腕をつかまれる。

「わかったよ。
 もう~。

 膝枕でいいよ。

 ……その代わり、ずっと朝まで居てね」

 そう見つめてくる。

「わかりました」

 なにか、にゃーにもっと撫でろ、と言われてるみたいだな、と苦笑しながら、凛子は頷いた。