密室の恋人

 だが―― と胸に手をやる。

 自分の内に潜む陸人を思った。

 こいつをどうにかしないことには、危なっかしくって、凛子と結婚できないのは本当だ。

 蒼汰は溜息をつき、今は点検中のエレベーターを見た。