密室の恋人

「なーんてね、冗談。

 いつものお遊びだよ。
 程々にしとく」
と小さく手を挙げ、笑って見せた。

「そうか?

 気をつけろよ。
 お前、いつか、女で身を滅ぼすんじゃないかと思ってさ」

 軽く遊んでるつもりでいると、しっぺ返し食らうぞ、と言われる。

「……そうか。
 ご心配ありがとう」
と苦笑いしながら、もう食らってる気がするが、と思っていた。

「ところで今、あの子に、なに渡してたんだ?」

 さっき、凛子に口を塞いだ白い紙袋を渡していたのを見たようだった。

「ん?
 手錠とスタンガン」
と笑顔で言うと、

「……ほんと、なにやってんの、お前」
と言われた。