密室の恋人

「で、あとで、園田を本気で好きになって、我が身にその遊びが跳ね返ってきただけのことだよ。

 最初に下手に手を出して捨ててた分、言いづらくなったって言うか」

「……神様って居るんですね」

 罰が当たったのだろうと暗に告げる。

「此処は思い出の場所だったんだけどね。
 ……たぶんね」

 たぶんってなんだろう……。

 この人が初めての人だったりしたら、かなり嫌だなあ、と思っていた。

「でも、凛子ちゃん、此処まで来たってことは、多少はこういう展開も予想してたんじゃない?」
と弥は言ってくる。

「そんなこともないですが。
 こうなってもいいように、持ってきました」
と凛子は鞄を開けてみせる。

「手錠とスタンガンですっ」
と弥に差し出して見せた。

 へー、と言った弥は一瞬のちに、それを取っていた。

「あっ」