密室の恋人

「遅刻しますよ、上村さん」
と手を振り、凛子は弥を置いて、給湯室に行った。

「おはよー。
 手は足りてるから鞄置いてきなよ」
と美晴が言う。

「ありがとう」
と言いながら確認したが、千尋の姿はそこにはなかった。