「あ、バレた?」
と言い、『彼』が目を覚ます。
「バレますよ」
先程までの本当に寝ていた蒼汰とはなにかが変わったからだ。
むくりと起き上がり、彼は笑う。
「どうしたの?
手錠しないの? 今日は」
凛子が手錠を手に取らない様子を気配で伺っていたようだった。
もしかしたら、蒼汰の中に入ってしまったら、霊といえども万能ではなく、蒼汰が見たり聞いたりする範囲のことしかわからないのかもしれないと思った。
「お訊きしたいことがあったからです」
うん、いいよ、と彼は軽く言う。
「貴方は何故、蒼汰さんに憑いてるんですか?
貴方が蒼汰さんを恨む理由も……まあ、少しはなくもないかな、とは思いますけど。
蒼汰さんに殺されたっていうほどじゃないかなと」
黙っている彼に向かい、
「すみません。
こんなこと言うのも申し訳ない気はするんですけど」
と言うと、彼は笑い出す。
と言い、『彼』が目を覚ます。
「バレますよ」
先程までの本当に寝ていた蒼汰とはなにかが変わったからだ。
むくりと起き上がり、彼は笑う。
「どうしたの?
手錠しないの? 今日は」
凛子が手錠を手に取らない様子を気配で伺っていたようだった。
もしかしたら、蒼汰の中に入ってしまったら、霊といえども万能ではなく、蒼汰が見たり聞いたりする範囲のことしかわからないのかもしれないと思った。
「お訊きしたいことがあったからです」
うん、いいよ、と彼は軽く言う。
「貴方は何故、蒼汰さんに憑いてるんですか?
貴方が蒼汰さんを恨む理由も……まあ、少しはなくもないかな、とは思いますけど。
蒼汰さんに殺されたっていうほどじゃないかなと」
黙っている彼に向かい、
「すみません。
こんなこと言うのも申し訳ない気はするんですけど」
と言うと、彼は笑い出す。



