「すみません。
ありがとうございました」
と立ち上がると、
「凛子くん、霊なんてものは気力でどうにでも祓えるもんだよ。
だって、僕もたまに、潰した会社の人間が枕許に立ったりするけど、元気だよ」
と社長がなんの慰めなのか言ってくる。
「あ……ありがとうございます」
と言っていいものだろうかな、と凛子は首を傾げながら、社長室を後にした。
ありがとうございました」
と立ち上がると、
「凛子くん、霊なんてものは気力でどうにでも祓えるもんだよ。
だって、僕もたまに、潰した会社の人間が枕許に立ったりするけど、元気だよ」
と社長がなんの慰めなのか言ってくる。
「あ……ありがとうございます」
と言っていいものだろうかな、と凛子は首を傾げながら、社長室を後にした。



