「今でも嫌いじゃないですよ。
でも、貴方が教えてくれたんです。
なにもかも蒼汰さんが好きという感情の延長線上にあったものだって」
「つい、君としゃべれて嬉しくて、余計なことを言っちゃったね。
ところで、これ、外してよ」
彼は手錠を振ってみせて言う。
「手錠なら、凛子ちゃんがしなよ」
いや、それはまたなにか違うような……、と渋い顔をしたとき、彼が言った。
「そういえば、今日は危なかったね」
「知ってるんですか?」
と言うと、
「だって、蒼汰が見てたし、話してたから」
と言う。
そうだ。
蒼汰が見たり聞いたりしたものは、大抵の場合、この人に伝わっている。
手錠のことを知らなかったところを見ると、いつもではないようなのだが。
厄介だな、と思っていた。
なかなか裏をかけなくなる。
そう思った凛子は、思い切って訊いてみた。
「あの、なんで、いつも蒼汰さんに憑いてるんですか?」
でも、貴方が教えてくれたんです。
なにもかも蒼汰さんが好きという感情の延長線上にあったものだって」
「つい、君としゃべれて嬉しくて、余計なことを言っちゃったね。
ところで、これ、外してよ」
彼は手錠を振ってみせて言う。
「手錠なら、凛子ちゃんがしなよ」
いや、それはまたなにか違うような……、と渋い顔をしたとき、彼が言った。
「そういえば、今日は危なかったね」
「知ってるんですか?」
と言うと、
「だって、蒼汰が見てたし、話してたから」
と言う。
そうだ。
蒼汰が見たり聞いたりしたものは、大抵の場合、この人に伝わっている。
手錠のことを知らなかったところを見ると、いつもではないようなのだが。
厄介だな、と思っていた。
なかなか裏をかけなくなる。
そう思った凛子は、思い切って訊いてみた。
「あの、なんで、いつも蒼汰さんに憑いてるんですか?」



