「お前の性格なら、いきなり凄いところ連れていったら、引くかもしれないから。
二人で電車に乗って、普通に女の子好みの夜景の見えるレストランにでも連れていったら? と言われたんだ」
「上村さんって、貴方が会長の息子だって、ご存知なんですか?」
「いや、知らないはずだが」
「でも、そのアドバイス、明らかに、気づいてますよね?」
と苦笑いして言う。
「まあ、あの人、なんでも知ってそうって言うか。
興味本位に嗅ぎ回ったりとかじゃなくて、会ったり話したりしただけで、なんでもわかっちゃいそうな人ですよね」
今朝の、コンビニカップ麺といい。
「それにしても、伊月さんは、上村さんの言うことは素直に聞くんですね」
と言うと、
「そうだな。
あの人の言うことにはあまり間違いがないから。
お前の言う通り、なんでもわかってそうな人だからかな。
結構好きだな」
と少し考え、改めて自分の気持ちを確認するような顔をして言った。
すごくストレートなその言葉に、思ったより、とんでもなくないな、この人、と思った。
周囲の人を素直に認めて、真っ直ぐに好きだという人はいいな、と思う。
二人で電車に乗って、普通に女の子好みの夜景の見えるレストランにでも連れていったら? と言われたんだ」
「上村さんって、貴方が会長の息子だって、ご存知なんですか?」
「いや、知らないはずだが」
「でも、そのアドバイス、明らかに、気づいてますよね?」
と苦笑いして言う。
「まあ、あの人、なんでも知ってそうって言うか。
興味本位に嗅ぎ回ったりとかじゃなくて、会ったり話したりしただけで、なんでもわかっちゃいそうな人ですよね」
今朝の、コンビニカップ麺といい。
「それにしても、伊月さんは、上村さんの言うことは素直に聞くんですね」
と言うと、
「そうだな。
あの人の言うことにはあまり間違いがないから。
お前の言う通り、なんでもわかってそうな人だからかな。
結構好きだな」
と少し考え、改めて自分の気持ちを確認するような顔をして言った。
すごくストレートなその言葉に、思ったより、とんでもなくないな、この人、と思った。
周囲の人を素直に認めて、真っ直ぐに好きだという人はいいな、と思う。



