「上村さんのことは心配いらないってみんなに言われましたけどね」
「みんなって誰?」
「蒼汰さんと……」
千尋さん、という言葉は出さずに、笑って誤魔化そうとした。
弥は頬杖をついて、窓の外を見、
「いやー、凛子ちゃんは、うまくポイントをついては、僕の機嫌を悪くさせるよね」
と言う。
「すみません。
でも、よく考えたら、上村さんが、あちこちで、チャラチャラ遊んでるのが悪いんじゃないですかね」
「言うねえ、君も」
「しかも、遊んでる風に見えないから、女の子、みんな本気にしちゃってるんじゃないんですか?」
「いやあ、わかってるでしょ。
チャラチャラして見えないのは、気が入ってないからだって」
「そうですか?
一見、紳士な感じの上村さんに、優しくエスコートとかされたら、みんな、くらっと来ちゃいますよ」
「いや、微動だにしない人がなに言ってんの」
「一般論ですよ。
普通だったら、此処で上村さんを好きになっちゃうんだろうなってポイントが幾つもありましたよ」
と言うと、
「だから、そう思うのに、全然、君の心には響かないのはなんでなの?
蒼汰くんが好きだから?」
と問われる。
「みんなって誰?」
「蒼汰さんと……」
千尋さん、という言葉は出さずに、笑って誤魔化そうとした。
弥は頬杖をついて、窓の外を見、
「いやー、凛子ちゃんは、うまくポイントをついては、僕の機嫌を悪くさせるよね」
と言う。
「すみません。
でも、よく考えたら、上村さんが、あちこちで、チャラチャラ遊んでるのが悪いんじゃないですかね」
「言うねえ、君も」
「しかも、遊んでる風に見えないから、女の子、みんな本気にしちゃってるんじゃないんですか?」
「いやあ、わかってるでしょ。
チャラチャラして見えないのは、気が入ってないからだって」
「そうですか?
一見、紳士な感じの上村さんに、優しくエスコートとかされたら、みんな、くらっと来ちゃいますよ」
「いや、微動だにしない人がなに言ってんの」
「一般論ですよ。
普通だったら、此処で上村さんを好きになっちゃうんだろうなってポイントが幾つもありましたよ」
と言うと、
「だから、そう思うのに、全然、君の心には響かないのはなんでなの?
蒼汰くんが好きだから?」
と問われる。



