密室の恋人

 蒼汰は凛子をベッドに下ろすと、胸許を開いて、あの痕をいたましげに見やる。

「凛子、お前は俺のものだ。

 例え、使うのが俺の身体だとしても、他の男がお前に触れることは許さない」

 蒼汰はその痕に指先で触れたあと、強く唇を押しつけてきた。

 他人が触れたその痕をかき消そうとするように――。