密室の恋人

「それもどうなんだ」

 素直に認めた侑斗にそう言う。

「だが、何処までが許容範囲で、何処からがヤバイ人間なのか。

 それは凛子が決めることだ。

 凛子が嫌なら、迷惑行為だろうし、然程、嫌がっていないのなら、他人にどう見えても、それはただの愛情表現だ」

「それはまあ、そうなのもかれしないが……」
と認めかけ、侑斗は、ゴミ袋を掴むと、

「いや、俺はもうお前とは話さないぞ。
 その口調で、凛子を丸め込んだんだな」
と実に人聞きの悪いことを言い出した。