『え。翔月が梨桜菜ちゃんに声かけてんだけどっ!! まさかあの翔月が一途に思ってたりして』

ドッと笑いが起こる。

『…話がある』

ぼそっと言って翔月くんは、私を連れて歩く。

着いたのは、裏庭だった。