『あの時、君は……』



瞳がいなくなるって聞いてから、俺、いろいろ考えたんだ……

お前がいなくなったら、俺、また全然だめな男になると思うって

瞳のありがたみがわかったんだよ。



瞳がいたから

いや、

瞳だったから、

俺は『彰』でいられたんだ



『瞳』が『彰』の隣りにいたから、それが成立していたんだ。

瞳だって、そうじゃないのか?

『彰』が『瞳』の隣りにいたから、それが成立してたんじゃないの?



その成立が一番大事だったんだって、

俺、

今ごろになって気付いたよ……