「お母さん。よく頑張りましたね〜…
元気な女の子ですよ」



助産師さんから新しいお母さんへ、
私は手渡された。


新しいお母さんは私を割れ物を扱うかのように優しく、そっと抱きながら泣いていた。


まだボンヤリとしか見えていないけれど、

私には分かるんだ。




だってもう16回目だから。