悪役お姫様~人気者王子は甘々彼氏~




…..だけど。


―――パシッ


と誰かがその手を振り払った。


「お前、なに気安く触ろうとしてんの?」


その声とともに抱き寄せられる体。


誰かなんて見なくてもわかる。


「龍樹!」


私と黒咲くんを引き離すように入ってきたのは……龍樹だった。


なんで龍樹がここに!?


屋上にいったはずじゃ….。


なんて考えていたら、腕を引っ張られる。


「行くぞ」

「え、ちょっ….」


いきなり腕を掴まれてビクッと体が反応する。


….うう、恥ずかしい。


さっき黒咲くんが『愛しの龍樹』なんてゆうから、余計に意識しちゃって恥ずかしくなっちゃったじゃんか…。