ハッとして隣を歩く男の子から距離を取る。
「なにしてんの?」
すると男の子は不思議そうな顔をした。
「だって、私と一緒にいるのを見られるの、いやでしょ?」
今まで気がつかなかったけど、周りの人からの視線が痛い。
私はよく思われていないのに、誰かの隣にいたらダメ。
そう思って離れたのに、隣からは噴き出したような笑い声が聞こえてきた。
「ぷっ、あははは、優乃ちゃんって面白いね!」
「お、面白い?」
私のどこが面白いの?
それに今のは笑うところじゃないと思うんだけど…。
「だって、噂で聞いてたことは違い過ぎるんだもん」
そ、そうなのかな……?
その噂自体、聞いたことないけど。



