私はパッと視線を外す。
「……あの、どいてもらえますか?」
「…あ、ああ。ごめん」
一瞬、間があった後に男の子は私の上からどく。
私も立ちあがってあたりを見渡すと。
….さっきまでは気づかなかったけど、大量のプリントが床にバラまいてある。
うわっ、やっちゃった。
はやく拾わなきゃ!
私は慌ててしゃがみ込んで下に落ちてるプリントを拾う。
廊下のほうだけじゃなくて階段のほうにも落ちてる。
幸い、何枚か束になって落ちたおかげで、早く拾い終わりそうだけど…..。
とにかく早く拾って、龍樹のもとに行きたい私はなるべくはやくした。



