コーヒーとミルクティー、パンを抱えて廊下を歩く。


そしたら、屋上を行く途中の階段でちょっとしたトラブルが起こった。


私は屋上に行くために上へと続く階段を上ろうとしたけど、下へと続く階段をたくさんのプリントを両手で持って、下がっていこうとしてる男の子。




危ないなぁ…..。


手伝ったほうがいいよね…。


男の子が一段目に足を踏み出そうとしたとき、手伝おうと声をかけようとした。


だけどその男の子が階段から足を踏み外したことにより、それはできなかった。


ズルッと効果音が出てきそうなほど、勢いよく落ちそうになった男の子。


私はとっさに男の子のプリントを持っていた右手を、思いっきり後ろへ引っ張った。


「うわ!」


いきなり引っ張られたせいで後ろに倒れる男の子。