男の子たちは少し震えながら、
「だって、そこの性悪女が、水ぶっかけてきて……」
「こんなところでケンカしてんのが悪いんだろ。次に優乃に手出したらただじゃすまねから」
どんな理由があろうとも許さない、とゆうように男の子の言葉を遮る。
そして私の手を引いて歩き出す龍樹。
ちょ、な、なに!?
慌てて後ろをついて行く。
着いたところは前に二人で行った空き教室だった。
「お前、なにしてんだよ」
空き教室に入ってから出た龍樹の第一声。
な、なんで怒っているの?
龍樹は眉間に皺をよせて少し怒っているようだった。
「え、な、なにって?」
「だから、さっきのあれだよ。あんなことしたら危険だろ」
「…..だってあれは、男の子が殴られそうで危なかったから」
だ、だってそうでしょ?
さっきの男の子達、誰かが止めなかったら殴り合いのケンカになってたよ?
そしたら他の人達も巻き込まれてたし…..。
それにあれしか方法が見つからなかったし。



