思った通りに男の子はもう一人の男の子の胸倉を離し、こちらを向いた。
「てめぇ、なにすんだよっ!!この 性悪女!!!」
男の子はそうとう怒っているのか、怒りに任せて拳を振り上げた。
もちろんその拳は私をめがけて、振られたもので。
龍樹!!
私の頭にはとっさに龍樹の顔が浮かんだ。
次にくる衝撃を予想して、目をギュッとつぶった。
…あれ?
いくら待っても、衝撃は来ない。
まさかと思って目を開くと
男の子の拳を止めている龍樹がいた。
「お前なに、優乃に手ぇ出してんの?」
凄く低い声でブラックオーラを出しながら言う龍樹。
顔は笑ってるけど、目は笑ってない。
こ、怖い....。



