「そうゆうことされると、期待するだろ…」
期待?
何のことだろ?
よくわかんないけど、でも龍樹が本気で嫌がってるわけじゃないことに安心した。
「じゃあ、もう帰ろうぜ」
私が落ち着くまで待っていてくれた龍樹がカバンを持ちながら言う。
「じ、自分のカバンくらい自分で持つから」
「気にしなくていいから、それにお前、熱あったんだから。これくらい俺が持つ」
「でもっ…..」
なんだか悪いし。
そう言っても私のカバンを持って行ってしまう龍樹。
ちょ、ちょっと待って!!
慌てて後を追って隣に立つ。
すると今日の朝と同じようにまた手を絡ませられる。
うう…やっぱりこれにはまだ慣れない。
しかもこんなことされたら余計に熱が上がっちゃうよ……。



