悪役お姫様~人気者王子は甘々彼氏~



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Side龍樹


「優乃!!」


倒れているアイツにすぐに駆け寄る。



抱きあげたけど、体が熱い。


クソッ!!こんなに熱があるのにも気づいてやれないなんて….。


自分の無力さに腹が立つ。


じっと見つめていたら頬と睫毛が濡れていて、さっきまで泣いていたことがわかる。


…..好きな女をまた泣かせてしまうなんて….。


自暴自棄になっている暇じゃない。


早く保健室に運んで楽にさせてやらねぇと!


俺は保健室までの道のりを全力疾走した。


―――ガラッ!


勢いよく扉を開けて中にはいる。


保健室には誰もいなかった。