悪役お姫様~人気者王子は甘々彼氏~



だけど次に耳に届いたのは、パシッというなにかを掴んだ音。


….なにがおこったの…..?


恐る恐る目を開いてみると、目の前には龍樹がいた。


「おい。こいつに手ぇ出してんじゃねえよ」


低くて聞いたこともないような声。


もちろんそれを出したのは龍樹で…..。



な、なに…この状況。


龍樹は私のことを庇うように立っていて、私のことを叩こうとした女の子の手を掴んでいる。


パニック状態の私はなにも出来ずに唖然と立ちつくしていた。


「こいつに手を出すやつは女であろうと容赦しねえから」


パニック状態の私を置いて続ける龍樹。




―――ハッ。


ダメだ!!このまま私のことを庇うと龍樹まで周りの人に嫌われちゃう。


「…べ、別に私は助けてほしいなんて言ってないんだけど….」


声が震えちゃったけど、これでいいよね。