「ただいまー」
「お帰りー、遅かったじゃない。ありがとねって…..どうしたのよ!?顔赤いけど….」
そんなに驚くほど顔赤くなってんのか….俺…。
「別に」
母ちゃんの問いかけに適当に返し、買ってきたものをリビングのテーブルに置き、部屋へと行く。
「はぁ…」
なんなんだよ…マジで…。
ベットに横になりながら呟く。
今日あった彼女の存在が頭から離れない。
笑った顔も、笑った声も、全部が頭に焼き付いて離れてくれない。
そのことを思うたびになんだか胸が締め付けられる。
だけど、それは不思議と痛いとか気持ち悪いとかそういうんじゃなくて、
なんだか心地の良いものだった。



