「うん。お姉ちゃんが守ってくれたから、僕は大丈夫だよ!!」


男の子もそれに応えるように、笑顔で答える。


男の子は女の子に守ってもらったおかげで、どこもけがをしていなかった。


よかった……。


そのことにホッとしながらも、俺の胸はまだ女の子に反応したままだった。




またその女の子のほうに目を向ける。


すると驚くことにその女の子達のほうに、他の遊具で遊んでいた子たちが集まってきた。


なんなんだ?


どうかしたのか?


集まってきたこども達を見てみると、その子たちはみんなキラキラとした瞳で女の子を見つめている。




その光景を見て、俺は驚いた。


だって集まってきたのは公園にいたこども達全員だったから。