「わ、わかったから」


「ふっ、じゃあ食おうぜ」


それからご飯を二人で食べたけど、私は龍樹に抱きしめられてることを意識しすぎて、正直ご飯の味なんて覚えていなかった。






ご飯を食べ終わった後、すぐに立ちあがって屋上を出る。


後ろで龍樹の声がしたけど、そんなの気にしていられない。


私はすぐに教室に戻った。



...もう、龍樹のバカ。



あれ以上あの体制のままあそこにいたら、きっと私の心臓壊れてたよ….。


龍樹は、他の女子にもあんなことしてるのかな….?


そう思うとまた胸が痛んだ。