廊下を歩きながらそんなことを考えてA組の前で止まる。
ちなみに私はB組だったのでわりと近くなんだ。
そのまま教室のドアを開けて中を見る。
「龍樹、今日もカッコいい~」
「龍樹、今日一緒にカラオケいかね?」
なんて声が聞こえてきて、もちろんその中心にいるのは龍樹。
たくさんの男の子達と女の子達に囲まれて笑ってる。
――ズキン
そっか….龍樹は人気者だもんね。
女の子にも当然モテモテで。
「….っ」
そう思うとなんだかとても、胸が痛んだ気がした。
「あれ、霧長じゃねぇか」
その時、龍樹が私に気付いたのかこちらに向かってくる。



