さすがに苦しくなってきて谷型くんの胸をドンドンと押すとやっと離してくれた。
離されたと思ったら、今度は抱きしめられて。
「お前は俺のことだけ考えてろよ」
呼吸を整えてる私は答えられない。
だけど今の言葉を聞いて、私の心臓は速くなってる。
今、顔絶対に真っ赤だ。
「た、谷型くん…」
やっと呼吸が落ち着いて出すことが出来た言葉。
「なぁ、名前で呼べよ」
「ふぇ!?」
いきなりのことでびっくりして、間抜けな声が出てしまった。
名前でよべってことは『龍樹』ってよべってことだよね。
「はやく言わねぇと….」
意地悪そうに微笑んでケータイを出す谷型くん。



