「おい、無理すんなって」
起き上がろうとした私を慌てて龍樹が止める。
だけどその声を無視して私は起き上がった。
そしてそれと同時に、私は自分の頬にシップが貼られてることに気づき、そっと頬を押さえてみる。
「このシップ…」
「ああ、お前殴られたんだよ、藤野理紗に」
……殴られた….。
….そうだった。
私、確か空き教室に言って藤野理紗ちゃんに殴られて、それで、倒れちゃったんだ……。
「ありがと、龍樹」
「これくらい当たり前だろ。彼氏なんだから….」
そう言った龍樹はなんだか少し怒ってて……。
「龍樹、なんか怒ってる?」
「そんなの怒ってるに決まってんだろ…。なんで黙ってたんだよ」
「あ、あははは…..」
眉間に皺をよせて怒ってる龍樹に、笑ってごまかす。
「ごまかすな」
で、ですよね~。



