悪役お姫様~人気者王子は甘々彼氏~






「私のほうが、好きなのに!!」


なにも言わない私にキレたのか、とうとう今まで使わなかった手を振りあげた。


―――バシッ!


頬に伝わる鋭い痛み。


彼女に顔を叩かれたのは、今日が初めてだった。


いつもは足で蹴られてばかりで、手で叩かれ足りはしなかったのに……。


久しぶりに頬を叩かれたせいか、痛みのせいか、だんだん視界がぼやけてくる。


…….もう、無理…。


今まではがんばって痛みに耐えて立ってたけど、今のはすごく痛い。


私はあまりの痛さにとうとう立ってられなくなり、床に崩れ落ちて意識を手放した。