悪役お姫様~人気者王子は甘々彼氏~






あのことがあってから一週間が経過した。


私は相変わらず藤野理紗ちゃんから暴力を受けたりしてるし、藤野理紗ちゃんのほうもやめる気は多分ないみたい……。


だからって私も負けないし、別れないけどね…..。


龍樹にもバレないようになんとかやりすごしてる。


今日も今から、空き教室に闘いに行く途中。


っていっても私はとくになにもしないんだけどね….。


蹴られたりするだけだし。


どうして蹴られるだけなのに、行くのをやめないのかと言えば、私がここで行かなかったら負けてるような気持ちになるから。


それにやり返したりもしたくない….。


私は暴力を振るうのが大っきらいだもん。


…..藤野理紗ちゃんが傷つくだけだし。


そう思いながら空き教室への廊下を歩く。


―――ガラガラ


空き教室の扉を開けてみると、昨日と同じく藤野理紗ちゃんがいた。


「ねぇ、いつになったら別れんの?」


私に近づきながら彼女が言った。


「別れたくない」


私も負けじと言い返す。