お昼に龍樹とご飯を食べ終わってから、教室で別れて席に着くと、一枚の紙切れが机の中に入っていた。
【放課後三年の空き教室に来て】
黒いシャーペンで簡潔に書かれた文字。
差出人は書かれていない。
こうゆう呼び出しは初めてだった。
いつもは陰で悪口を言われているくらいだったから。
三年の空き教室って書かれてるし、三年生かな?
とくに気にせずに、龍樹と藤野理紗ちゃんについて考えていた。
そして放課後になった。
「龍樹、今日はちょっと用事ができちゃって、一緒に帰れないから先に帰ってて?」
「…..用事って何だよ、俺も残る。」
「ううん、結構時間かかるかも知れないから、先に帰ってて」
本当は一緒に帰りたかったけど、いつまで時間かかるかわからないし、待たせるのも悪いよね…。
私はまだ納得してない様子の龍樹を置いて、呼び出された三年の空き教室に行った。



