悪役お姫様~人気者王子は甘々彼氏~



確かに優乃は異常なくらい熱い。


四十度は軽く超えてるくらい…。


「ちょっと熱測るから向こう向いててね」

「…はい」


後ろ向いてるからわかんねぇけど、多分いま服を脱がしてるんだろう。


ピピッという電子音が聞こえた。


「多分、熱中症ね。私はちょっと職員室いってOS-1貰ってくるから、見ててあげて」

「はい」


バタンと背後で扉が閉まるのを感じながら、苦しそうにしてる優乃の頭を撫でて、手をギュッと握ってやる。


……たしか前もこんなことあったよな…。



あのときも優乃が体育の後、倒れて俺が運んで….。




あのときはまだお互いの気持ちすら確かめ合ってなくて…。