悪役お姫様~人気者王子は甘々彼氏~





そうすれば少しは、龍樹のことを考えないようにできるかもしれないと思って…….。


だけど、私の身体は正直で…..。


「なん…で…」


なんで…ここにきちゃったんだろう…。


ここは龍樹との思い出がたくさんある場所なのに…。


私が辿りついたのは、屋上へと続く階段だった。


…...やっぱり、私、龍樹のこと…好きなんだな……。


なんて思ってちょっと笑っちゃったり…。


私はそっと屋上の扉にかかってるカギに触れてみる。


…番号、あんまり良く知らないけど、入れてみよっかな…。


5ケタの3ケタまでしか知らないけど、あとは龍樹がやってるのをいつも見てるから、その通りにやってみた。


―――ガチャッ


意外に簡単に外れたカギ。


屋上の扉を開くと、そこには龍樹と初めて来たときと同じ青空が広がっていた。