悪役お姫様~人気者王子は甘々彼氏~





それから、HRが始まっても、授業が始まってもずっと放課後に決行する作戦について、考えていた。



これで本当にいいのかとか、ちゃんと来てくれるかとか、色々疑問が浮かんで不安になりながら、迎えた放課後。



自分が思っている以上に緊張していて、胸がドクドクとうるさい。



大丈夫だ。ちゃんとイメージもしたし、授業中も心の中で練習した。



私の作戦は、完璧なはず。



大丈夫、大丈夫、と心の中で何度も繰り返す。



それから香帆ちゃんたちを呼び出した裏庭に行き、待つこと数分。



来た!!



ようやく、香帆ちゃんが姿を現した。



来てくれて、よかった~。



来てもらえなかったら、どうしようかと思った。



ちなみに村澤くんには、もう少し後に来てもらうようにした。



だから今はまだいない。


「私を呼び出したのは、霧長さん?」


少し怯えたように聞いてくる。


「ええ、そうよ。」

少し怯えたように聞いてくる香帆ちゃんに睨みながら、キツめの口調で言う。



普段使ってない口調だと喋りにくい。


「な、なんで……?」



怯えながら言う彼女。



そんな姿も可愛くて、私じゃやっぱり勝てないな。



なんて、場違いなことを思ってしまう。