「ウ、ウソっ…..」

「うそじゃねえよ」


だってそんなこと急に言われても、信じられないよ。


龍樹が私のことを好きなんて…..。



「ほんとうに?」

「ああ」

「これ、夢じゃない?」

「夢じゃねぇよ」


そう言われた途端に涙があふれ出した。


「龍樹っ!!私も好き!」


思わず龍樹に抱きつく。


龍樹と両想いになれるなんて…。


夢みたいだけど、夢じゃないんだよね?



「あ~もう。かわいすぎだからホントに」

「どうなっても知らねえよ?」


と意地悪く微笑んだ龍樹は私をそっと離すとキスをした。


とっても甘くて優しいキス。


「私、今とっても幸せだよ」



キスが終わった後に龍樹の顔を見て笑顔で言う。