悪役お姫様~人気者王子は甘々彼氏~




二人が来てくれるかは、わからないけど、二人の性格なら来てくれるはず。



そんな根拠もない自信を胸に席に座った。



それから、クラスのみんなが来て自分たちの席に座る。



私は香帆ちゃんが早く来ないかずっと教室の入り口を見ていた。


「おはよう~。みんな~。」


可愛い声が聞こえたと同時に、香帆ちゃんが教室に現れて、みんなは挨拶を返していく。



香帆ちゃんは自分の席に座り、机に持ってきた教科書をしまっている。



机の中に香帆ちゃんが手を入れたと同時に、不思議そうな顔をする香帆ちゃん。



きっとあの手紙に気付いてくれたのだろう。



案の定、私が書いたであろう手紙を机から出し、読んでいる。




ひとまずこれで安心だ。



差出人は書いていないから、少し不審に思うかもしれないけど……。



でも、差出人が私だとわかったら、きっと来てもらえない。



それくらい私は嫌われ者だから。