「ん、じゃあ、客に会ってくる」

『粗相の無いようにな』

「…相手による」


おいおい…という顔で苦笑いをしたおーちゃんにへらっと笑って奥の部屋に向かった


「!!…こ、こんにちは!」

「ども」


一瞬驚いた後に挨拶をした天使
真っ白の服を着ている天使はいかにも天使という感じだ
天使の周りを金色の光が繕っていてどこか神々しい
とても可愛い顔をしているけど男の天使だ……


「で、私に用とは?」

「…セナリアヌ=ノア…ちゃんですよね?」


話が噛み合ってないんだけど
深刻そうな顔の天使
可愛らしい顔には不釣り合いの凄いクマがある。
名前が知れていることに不信感を覚えた


「そうだけど」

「この国を助け……救ってくれませんか?」




「……は?」