心を凍てつかせて相手を選ぶのなら、できるだけ自分からは遠い存在の方がいい。
「この子?」
優也さんが、あたしの視線の先にいる女の子を指さした。
正木公恵(マサキ キミエ)。
右耳にピアス。
明るい髪色。
緩いパーマ。
派手な化粧。
2年生に上がってから同じクラスになったが、会話をしたことはほとんどない。
あたしの頭が傾いた。
それはまるで頭部だけが自分とは分離してしまったかのような感覚だった。
ゆっくりと、だけど確実にイエスのサインを送った……。
「この子?」
優也さんが、あたしの視線の先にいる女の子を指さした。
正木公恵(マサキ キミエ)。
右耳にピアス。
明るい髪色。
緩いパーマ。
派手な化粧。
2年生に上がってから同じクラスになったが、会話をしたことはほとんどない。
あたしの頭が傾いた。
それはまるで頭部だけが自分とは分離してしまったかのような感覚だった。
ゆっくりと、だけど確実にイエスのサインを送った……。



