あたしの命だけならまだいい。
でも、優也さんの命もかかっている。
あたしは写真の中でほほ笑む彩美を見た。
その瞬間、ズキンッと胸が痛む。
「とにかく、この中で守田彩美ちゃんと除く5人の候補を探しておこうか」
「5人全員をですか!?」
思わず声が大きくなり、あたしは慌てて自分の口を閉じた。
「そうだよ? クラス内で決めておいた方が朱里ちゃん自身が動きやすいだろう?」
「それは……そうですけど……。さすがに、クラス内から5人も生徒がいなくなると、大人たちだって怪しみ始めると思います」
「俺はそうは思わない」
キッパリとあたしの意見を否定する優也さん。
その目は真っ直ぐにあたしを見ていて、あたしは思わず視線をそらせてしまった。
でも、優也さんの命もかかっている。
あたしは写真の中でほほ笑む彩美を見た。
その瞬間、ズキンッと胸が痛む。
「とにかく、この中で守田彩美ちゃんと除く5人の候補を探しておこうか」
「5人全員をですか!?」
思わず声が大きくなり、あたしは慌てて自分の口を閉じた。
「そうだよ? クラス内で決めておいた方が朱里ちゃん自身が動きやすいだろう?」
「それは……そうですけど……。さすがに、クラス内から5人も生徒がいなくなると、大人たちだって怪しみ始めると思います」
「俺はそうは思わない」
キッパリとあたしの意見を否定する優也さん。
その目は真っ直ぐにあたしを見ていて、あたしは思わず視線をそらせてしまった。



