プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

「さっきの話の続きの話ですけど......」


お流れになったかもと期待したのもぬか喜びに終わり、一呼吸おくと早々に切り出してきた一輝くんに、逃げ出したくなった。


けれど、後ろは壁、前は一輝くん、しかも電車の中。
どこにも逃げ場がない、あたし大ピンチ。


「好きな人には自分から告白するって決めとうよ。
今は夏の大会のことで頭がいっぱいやけん、大会が終わったら......

甲子園に行けたら、俺から言わせてください」

「え......?うん」


真剣な表情の一輝くんの勢いにおされて、つい返事しちゃったけど......。


それって、一輝くんからあたしに告白してくれるってこと!?って、思っていいんだよね?

夏まで待てば、あたし一輝くんの彼女になれるんだよね?


嬉しすぎるっ!!
この車両の中で今一番ハッピーなのは、あたしに違いない。

てか、こんな思わせ振りなこと言っといて、フるための返事だったら泣けるっ。


十中八九、一輝くんはあたしのことを好きに違いないと勝手にとらえたあたしは、甲子園に行けたらの部分は軽くスルーしておくことにした。

行けなかったら、告白もお流れなんて考えたくない。