プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

「まさか一輝くん、三浦理穂知らないの?
可愛いと思うでしょ?」

「いちおう知っとうけん、俺はみどり先輩の方が......」

「え?なになに?」


まさかの今日がXデーになるかとワクワクして、先をせかせば、ちょうど電車がきた。

そして、電車に乗り込むとあっさり話題を変える一輝くん。


「三浦先輩っておとなしそうやけんね、何話したらいいか分からんです。あんまりタイプじゃなかばい」


くっそー......、一輝くんめ。

絶対あたしのこと気になってるはずなのに、なんでこんなじらしてくるのか。

なんて、自意識過剰なことを思いながらも、一輝くんが三浦さんみたいな子がタイプじゃないと分かり、ほんのすこし安心するあたし。


「ふーん......、じゃあどんな子がタイプなの?」


つり革にちょこんとつかまり、一輝くんを見上げると少し考える素振りを見せる一輝くん。


「どんなって......、好きになった人がタイプです」


......。

何それ、やっぱり全然安心できない。

それなら三浦理穂を好きになるかもしれないじゃん。

なんてったって、学校で一番ってくらいに可愛いんだし、性格は知らないけど、みのるによるとイイコらしいし?


堂々と不安になるような発言をしてくれた一輝くんに、やっぱり三浦さんをマネージャーに誘うのはやめようと思うあたしだった。