プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

いつものように一輝くんと二人の帰り道、いつもとは違いお互いに口数少なく電車を待つ。


あたしは、どうやって一輝くんが合コンに行くのを阻止するかを考え中、一輝くんは......何考えてるか分からないけど、とにかくほとんど会話もなかった。


「みどり先輩、やっぱりコンパよりも、三浦先輩に再アタックした方がよかですよ。三浦先輩に、野球部のマネージャーやってもらうのはどがんですか?」


ふいに話しかけてきた一輝くんに、あたしは電車の時刻表をチェックしながら返事をする。


「うーん......。それねぇ、あたしとしてもマネージャーが増えた方が助かるから、考えたんだけど、あたし的には三浦さんがマネージャーはパスかも」


やってくれるかは別にしても、みのるのためにはそっちの方がいいと思う。

だけど、あたしとしてはコンパがお流れになるのはありがたいけど、三浦さんをマネージャーに誘うのはもっとイヤ。


「三浦先輩が好かんですか?」

「違うよ。だって、あの三浦理穂だよ?
一輝くんが三浦さんを好きになっちゃったら、イヤじゃん。あたしとしてはライバルが少ない方がいいし?」

「え?なりません。
実先輩の好きな人やけん」

「分かんないじゃん、そんなの。
みのるフラれてるし、付き合ってるわけじゃないんだよ?」


なぜか絶対ならないと断言する一輝くんだけど、あの三浦理穂なんだ。他の女子よりも、数倍いや数百倍は警戒しなきゃ。


大体三浦さんの方だって、一輝くんを好きにならないとも断言できない。