プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

突然に大声を出した一輝くんに、それぞれ他のことをやっていた部員たちの注目が一斉に集まる。


「コンパって、あれですよね?
王様ゲームとかで一番と三番がキスとか......、二人で抜け出さない?とか、そういうアレですよね?」

「んー.....さすがにそれはないんじゃないかなぁ?
ねぇ敦士?」


一輝くんの中のコンパがそんなイメージだということは分かったけど、一輝くんの前でそうだとも違うとも言い切れないから、敦士にふってみる。

だって、断言して、あたしがコンパを知り尽くしてる女みたいに思われたくないじゃん?


「は?なんで俺にふるんだよ。
行ったことないから、知らねー」

「うっそ。絶対あるっしょ」


どう見てもコンパいきまくってそうに見えるATSUSHIが一回も行ったことないなんて、絶対すっとぼけてるに決まってる。


「嘘ついてどうすんだよ、マジでねぇよ。
一年の始めの頃はミッチー狙いだったし、後半はにっしーが好きだったからな。最近はずっと部活やってっから、行くヒマねぇし。

好きなやついるのにコンパ行くとか、ありえなくね?」

「マジメか」


意外や意外、本気でないみたいで、思わず笑ってしまった。あまりのイメージのギャップに。

彼女いても嘘ついて合コンにくる男が多いなか、好きな人がいるときも行かないって。

別にフリーなら気にすることないのに、敦士ってそういうのムリなんだ。


「へぇ、高田ってイメージと違うね」

「どんなイメージだ俺は、つかなんでお前ら笑ってんだ」


みのるの言葉にこっそりうなずいた一輝くんと、それからあたしたちの話を聞いて笑っている一年を敦士がにらむと、一年生のこたちはパッと視線をそらした。