プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

「おい、みのる。仕返しにあいつにぶつけてやれ」

「ええっ?」


冗談なのか本気なのか分からないようなことを言う敦士に、みのるは完全に戸惑っている。

どうしようかとでもいうような顔であたしの顔を見てくるので、仕方なく助け船を出すことに。


「やめなよ、みっともない。
実際にぶつけられたわけでもないんだから。

それも作戦のうちだよ。アンタがひで、あっちのキャッチャーの作戦にはまっただけでしょ」

「......くそ、ムカつくけどその通りか。
俺まで回せよ。あいつからヒット打ってやらないと気がすまねぇ」


あたしが助け船を出すと、あっさりと引き下がった敦士に、みのるは明らかにほっとしたような顔をした。

この場合のあいつってのは、裕貴のことか秀のことか。

まあ両方だよね。