プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

「バントが悪いなんて言わないよ。
でも、そればっかっていやじゃない?
一輝くんだって、打ちたいでしょ」

「全然不満はなかけん」


.......。

そりゃバントだって、立派なチームへの貢献ひとつだけど。そうじゃなくて、もっとこう、バーンと......、とにかく一輝くんの活躍が見たいの! 


少しだけ声を落としてささやいても、やっぱり一輝くんは困ったように笑っていて、それに納得できないでいたら、一輝くんはさらに言葉を付け加えた。


「俺が敦士先輩みたいにタイムリー打てたかどうかも分からんし、先生を信じとるけん与えられた役割ばこなすだけばい」

「んー......、そうだけど......」


一輝くんの言う通りなんだけど、敦士には活躍する機会が与えられて、一輝くんにはヒッティングの機会さえも与えられないって、やっぱ納得できない。不公平。

だけど敦士が悪いわけじゃないし、さすがにそれをこの場で口に出してしまうとマズイ気がして、口ごもってしまった。