プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負

みのるのお父さんは小さくうちのパパに頭を下げると、あとはお互い言葉をかわすこともないままに、グラウンドに視線を向ける。

相変わらず厳しい表情のままだけど、試合の続き、見る気になったってこと?


パパと目が合っても笑って流されるだけなので、何か声をかけることはやめて、あたしも試合に集中することにした。


相手チームのランナーは......、満塁になっちゃってるけど、スコアボードを見るとアウトのランプが二つ。

ツーアウトはとったものの、さっきから二点も追加されちゃってる。

あー......、だよね。
あのままみのるをマウンドに上げといても悲惨だっただろうけど、下げたところでもっと悲惨になるかもとはちょっと思ってた。

銀月館みたいな強豪なら控えもエースに劣らない実力を持ってるんだろうけど、うちは正直エースのみのる以外はまだ甲子園に通用するレベルじゃない。


終盤で5ー0か......。

かなり厳しい状況にみのるパパの顔をちらっと伺ったけど、もう席を立とうとする気配はない。

もう諦めてるのか、腹をくくったのか。